2人と5頭プラスわん

保護犬と家のワンコと時々日常

残酷な選択を迫るとき。

ご支援物資
届いています。

ありがとうございます。
後日記事にさせていただきます。

メッセージを添えてくださった支援者様
励みになっています。
ありがとうございます☆



ある朝の事・・・

でっかいまんじゅうが落ちてました。


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さぁ・・・
母ちゃんもわかんない。
ちょっと開いてみようか!


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おばば・・・
なにしてんの?


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そうですか
どーもすんません。


☆★☆★☆★☆★


私は今
残酷な選択を
優しい方に
迫ろうとしています。



事の発端は
都内から
栃木にある別宅に
週末になると来ていた方(Aさん)が
お世話していた野良犬が
センターに収容されてしまった。
しかも
収容期限の当日
仔犬を出産してしまった。

なんとかして
飼ってあげたい。
仔犬は里親さん探しをして
母犬は
自分で飼ってあげたい。

という方が
野良犬をセンターから譲渡を受け
その後
私が働く病院に
仔犬が離乳するまで預け
その後
野良犬をトレーニングするために
トレーナーさんに預ける

という計画を耳にした私が
とてつもなく慌てた

という事です。


待って
待って
待って


野良犬を病院に預けるなんて

病院を出てすぐに
トレーナーさんに預けるなんて


なにか事故が起きたら?
先生が噛み付かれたら?
それで先生が仕事できなくなったら?

私が噛み付かれたら?
うちの子達の世話を誰がするの?

トレーナーさんが噛み付かれたら?
それでトレーナーさんが仕事できなくなったら?


万が一脱走して
誰かにけがを負わせてしまったら?


という
万が一の
咬傷事故の可能性がゼロではないと言う事。


病院にいたら
ケージ生活。

犬や猫が絶えず出入りする病院。
緊急の時なんかは
先生も私もバタバタ忙しく動き回る病院。

そこで
安心して子育てができる?


母犬をトレーニングするって
まず飼い主に馴らさないと!
飼い主さんと一緒に
トレーニングしないと!


なんですぐに自宅に連れて帰れないの?!


色々と
たくさんの疑問があふれてしまって・・・



Aさんを知る知人の話では
Aさんは今まで犬を飼ったことがなく
ご自宅は都内。
お仕事をしていて
お仕事自体がとても忙しい方。

とてもじゃないけど
野良犬と言われる犬を
ご自宅で飼える環境ではない。

センターから出してきても
自宅には連れて帰れない事

誰かの力を借りなければ
センターから出してきた後
その子のお世話ができない事


を聞きました。


だからこそ
一時的に病院に預け
仔犬が離乳した後
家庭犬になるまで
トレーナーさんに預ける
という発想になったのかもしれない。


私は
今までに
野犬と言われる子を
センターから出したことがない
わけではなく
野犬と言われる子を
引き出しそのまま譲渡したことがあります。
(親交のある団体様の紹介だったためです)


野犬と言われる子を
引き取りたいという希望者様は
相当な覚悟で
その子以外にも
同じ場所で捕獲されている子達が
処分される事を思って
泣きながら

せめてこの子だけでも。と

噛みつかれても
何されてもいいと思っている。と
引き渡しの時に言っていたのが
とても
印象的な方です。

その方は
先住犬や先住ネコのお世話
家事にお仕事をこなしながら

その子と向き合い
お世話をして
その努力が実って
今では
立派な家庭犬へと
変化させました。


それは
その方の相当な覚悟と
努力のたまものであって

その子が生粋の野犬という感じではなかった
というのも少しはあるかもしれないけど

誰にでもできる事では
ないと言う事です。


今回の子も
野犬と言われる子。

触れるし
生粋の野犬とい感じではない
ということだったけど

子育て中の母犬
人に馴れていないのは確実で

何が起こるか

出してみないと分からない。


そんな状態で

病気の治療のためにある病院や
野犬であることが分かっている
リスクのある子を
他の誰かにお世話をお願いする


というのは


簡単にOKを出せることではない。


絶対に自分でなんとかするんだ。
自分の力で
家庭犬に変えてみせると
そういった覚悟のある方であれば
問題はなかったかもしれない。


希望者さんは
とても心の優しい方で

犬を飼った経験や
保護をするということが
どういう事かを知らなかったので

考えこそ甘かったけど
やはり
その子を助けたいという気持ちに変化はなく
なんとかしたい。。。。

と。

でも
現実は
自分では
当面の間
お世話ができない。

それは自覚していて
でも
なんとかしたい。

でも
住まいが都内。
都内で
何をしでかすか分からない野犬と言われる子を
飼う事なんて
とても無謀。

仕事も忙しく
引き取った子と
じっくり向き合う時間も
取れそうにない。

だから
お金を払ってでも
誰かの助けで
当面の間
人に馴れるまで?
家庭犬として
都会で飼える状態になったら
飼う事ができる


という

環境と気持ちが
相反する状態、、、

希望の子が
野犬と言われる子でなければ
誰かにお世話をお願いすることは
できたかもしれない。

もし飼い犬であれば
私も協力できたかもしれない。


でも
野犬と言われる子。

なにかあった時
責任をどう取ったらいいのか
私には分からない。

私が保護できればいいけど
たくさんの犬を抱えている今
野犬と言われる子と
じっくり向き合う時間を作ることはできない。

野犬と言われる子を
幸せにしてあげられる
自信はない。


だから
私は
野犬の保護には
手を挙げない。

できる事はするけど

できない事は

できないとしか
言えない。


自分の能力が
残念ながら
とっても
低い事が分かっているから。



私がこの話を聞きつけて
間に無理やり入らなければ
その子は今日
ドッグセンターを出られたかもしれない。

でも
私がストップをかけました。

殺処分も
希望者さんの答えが出るまで
少しの間待ってもらっています。


希望者様の人柄だけをみたら
頑張ってほしいと
思うんだけど

環境が許さないのであれば
やはり
引き取ることを
反対しなければいけない。


引き取った後が
本当に大切だから。


引き取られた子が
幸せになれると
確証がなければ
センターから出してあげられない。


生きていればいい?
センターから出せばいい?

それは
その子が生き地獄を味わう事も

センターから出たものの
結局命をつなげなかったと言う事になっても

いいと言う事??

それは
絶対に
間違ってる。


幸せになれると確証の元
センターから出してあげなければ
意味がない。



Aさんが
簡単に
諦めるような方であれば
まだ
気持ちも楽だったかもしれない。

昨日
一日中
連絡を取り合って
お話をさせていただいても
諦めます。
の一言を
絶対に言わなかったAさん。


何かできる事はないかと

ご家族と話合うと
真剣に考えている方。



でも




ムリな事は
分かってしまっている。


希望者さんも
ムリだという
自覚がある。

でも
助けたいんだ。




私は
こんな気持ちのあるAさんに
残酷な選択を
選ぶように
促さなければならない。


こんなこと
したくない。

殺されなければいけない命なんてない。

でも
現実は
とても厳しい。



殺処分ゼロ。



誰もが叶えたい願い。



でも
栃木県は
野犬の収容がとても多く

野犬問題を解決しなければ
殺処分ゼロにはならない。


飼い主の自覚
ただ野犬にエサを与える方の自覚
(エサをあげるなら飼ってあげて!!猫と違って
犬は狂犬病予防法の元、捕獲されてしまいます)
拾う人の自覚
買う人の自覚
売る人の自覚
など

たくさんの事を
すべて
変えていかなければ
本当の意味での殺処分ゼロは叶わない。



残酷な現実と
これから先も向き合って行かなければいけない。


辛いとか
悲しいとか
そんな言葉で済まないこの気持ち。


どうしたらいいの(T_T)




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[ 2014/11/07 23:56 ] センターの子たち | TB(-) | CM(-)