2人と5頭プラスわん

保護犬と家のワンコと時々日常

死ぬよりマシ・・・・



ミミちゃんの正式譲渡の書類を
里親会に持って行った時


スタッフさんが
センターに収容されている仔犬を助けたいという方と
話をしていました。


その場で
センターに登録があるのは
私だけ。

話を聞いていると

一般の方が載せている
とある里親募集サイトの募集記事をみて
里親会に見えたようで


募集記事に載っている仔犬をみて
助けたいと思われたようです。


その仔犬たちは
掲載期限が切れていて
収容情報には載っていないし

その里親募集サイトに掲載されている仔犬には
識別できる番号が一切掲載されておらず
(今見たら収容番号が記載されてましたが)

いったいこの仔犬たちは
どこのワンコたちなのか
こちらでは確認のしようがない。


その相談者さんには
掲載者さんに直接連絡をとって
仔犬たちの現状を聞いてもらった方がいいと判断したものの

掲載期限が切れていいると言う事は
処分される日も近いと言う事。


なので
掲載者さんからの連絡がなかったら
直接センターに出向いて
その子の所在を聞いてもらうようにしました。


そして
スタッフさんに話をしていた方が2人いて

どちらの方が希望しているのか
分からないまま
話をしていて

1人は私より若そうに見える女性で
お子さんが二人。
県外にお住いの方でした。

2歳くらいの子と4,5歳くらいのお子さんがいる
お母さんでした。

ただでさえ
子育てで大変な時期。
しかも
お仕事もしていらっしゃる方で
日中は留守になってしまう方でした。

仔犬、飼えるの???が率直な感想。


その方と一緒に話をしていた方は
中年~高年くらいの方で
仔犬の譲渡対象として
私としては
ちょっと引っかかる方でした。


お二方とも
少し感情的になっているというか
慌てているというか
冷静さを欠いているような様子がうかがえて
不安を抱いてしまったのもあり

このお二方とも
どちらの方にしても
私からは
譲渡できない相手だと
思っていました。


結局
希望されている方は
お子さんが2人いる若い女性の方だったのですが

犬の飼育経験はなく
日中お留守。
小さいお子さんが2人。

犬を飼ったことがなければ
仔犬の飼育が
どれほど大変か
きっと想像なんてつかないと思うのです。

小さいお子さん2人に加え
仔犬が増えるとなると
さらに
小さい子供が3人いるような状態になる。


さらに
犬を飼うと言う事は
お金ももちろんかかる。


どこまでの覚悟があるのか
私には
判断できませんでした。

しかも
まさに崖っぷち犬のように
その子以外の仔犬は
希望していない様子がうかがえて


この方は
私の活動方針からして
譲渡対象ではありませんでした。



私からは譲渡はできないので
譲渡条件は団体ごとで違うから
他の団体を
当たってほしいと
伝えました。

手助けはするともお伝えしました。



命を助けたいと思ってくださるのは
本当に本当にありがたい事だし

そういう気持ちを持った方が増えたら
処分数は
格段に減るんだと思います。


でも本当に
自分の置かれている
今の環境が
犬を迎え入れられる環境なのか

自分の年齢に足し算して
その犬の最期を看ていられるか

よく考えてほしい。

いくら期限が切迫しているからといって

「かわいそうだから」家で飼う

という判断に至るまで
どれくらいの事を考えたか


犬一頭飼うのに
どれくらいの覚悟を持っているのか

どれくらいの根気と
お金と体力と忍耐が必要か

想像してほしい。

特に雑種の子犬は
どれくらいの大きさになるか
成長するまでわかりません。

想像以上に大きくなることは
よくあることです。


仔犬の時期は
排泄や食事もマメになります。

それには
お留守番の時間は
いったいどれくらいなら
お世話をこなせるのか。

仔犬の時期は
お家の中で飼うのは常識ですが
それはできますか。

お家の中と言う事は
排泄はもちろん
イタズラでお家を汚されます。
破壊活動は
仔犬の仕事です。

それを
穏やかにみていられる環境ですか。



死ぬよりマシ。




そうかもしれません。




お家のお庭の片隅に
お散歩にも行けないまま短い鎖につながれているワンコ

夏の炎天下
日陰もろくにない場所で
暑そうにしているワンコ

雨の日も雪の日も
びしょびしょになった敷物の上に
ギュッと丸くなって
寒さから身を守っているワンコ

まさに

「ただ生きているだけ」のワンコ

たくさんたくさん見ています。


それは
たいていが

かわいそうだから
飼っている



生き地獄のような思いをして
生かされているワンコです。



私は
ネットで情報拡散されて
命が助かることは
とてもとても素晴らしいことだと思っています。
一頭でも多くの子が
助かってくれるのは本望です。


ただ

今まで譲渡した犬や猫は
希望者様が
どれくらいの覚悟があるのか

犬を迎え入れるのに適している環境なのか

その子にとって
合っているお宅なのか

結構な時間をかけて
確認をしています。

条件が合わなければ
お断りしています。


処分までの期限が切迫した子をセンターから出して
すぐに里親さんに託すには
圧倒的に時間が足りないのです。



死ぬよりマシ。

そうかもしれない。

でも


生きていても地獄だった


だけは
保護活動をする身としては
絶対に絶対に避けなければいけない。


でも
死ぬよりはマシ


私は
間違ってしまったのか。

勢いに任せて
仔犬を引き出して
譲渡しちゃえばよかったのか。


もしかしたら
犬を飼ったことがなくても
小さい子供が2人いて
子育てしながら
仕事しながら
なんとかやれる人だったかもしれない。


私からの譲渡を断ったのは
間違っていたのか。




分からない(T_T)



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[ 2014/03/03 00:24 ] センターの子たち | TB(0) | CM(-)